みなさまおはえるち。
アイドル戦国時代といわれる昨今、この世界で生き抜くことはたやすくはない。
ポップスターセット(税込1,705円)の販売により各芸能事務所がアイドルグループを大量に生産し、群雄割拠とも言える時代となった。
さらにアイドルにとって追い風となったのはしぐさ「超・ハッスルダンス」の登場である。
ツールふくびきの一等景品として実装され、その可愛すぎるモーションからバザーでは一時は500万G前後で取引された。幸運にも手に入れたアイドルはこぞってブログやTwitterなどSNSで可愛い自撮りを拡散していった。また、ファンからしぐさ書をプレゼントされるケースも相次ぎ、特にエル子へのプレゼントが殺到した。「ポストに入ってました♥」と自分の人気を主張する者、「○○ちゃんにプレゼントしてきました♥」と相方アピールする者など、エル子界隈はそれなりにまぁまぁ楽しそうであった。現在は280万Gに値が下がっているので男をあげたい冒険者♂諸君は頑張ってお気に入りのエル子ちゃんに送ってみよう。
そんな熾烈なアイドル界を生き抜く戦士がいる。
ふたりは客のいないステージに、いつか魚子の時代が来ると信じてステージに立ち続ける。
魚臭く泥臭く、時にはクリーニングが間に合わず汗臭いステージ衣装で奮闘するのであった。
この群雄割拠の時代だからこそ、波乱もある。ローカルアイドルや地下アイドルが一気に大舞台に躍り出ることも珍しくないのだ。
その時を夢見て、自分たちを信じ歌い踊り続ける。
しかし、常にトップに立ち続けられるとは限らない。
華やかな世界には誘惑が付き物である。多忙な日々やアンチからの誹謗中傷に心も体もズタズタになっていく。そんな心の傷を埋めるため、少女は夜の闇に姿を消すのだ。
すっぱ抜かれ清純派アイドル その3
— nico* (@nico0317dqx) 2021年8月31日
一般ウェディ男性(僧侶Lv120)とお泊りデートの様子。時折顔を見合わせて微笑む二人。腕を組み、辺りを警戒しながらメルサンディ村付近の小屋へ入っていった。
所属事務所からのコメント
「本人に任せています。」 pic.twitter.com/casUxyMWFQ
不祥事のスクープはアイドルにとって致命傷になり得る。再起不能となるケースも多い。
そして少女達は自分たちの傷を自分たちで癒やすように、唇を重ねていく。
衣装も脱ぎ捨て、本当の自分たちをさらけ出していくのだ。そう、快楽のままに。
もはや夢など見ていられない。
明日を生き抜くため、
イロモノにもNG無し。彼女たちのアイドル人生は続いていくのだ。
おわり。